ヴァクシーンズ。
ワン・オクロック。日本の若手ロックバンドの中では曲も演奏も高水準。
上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト。ベースはアンソニー・ジャクソン、ドラムはサイモン・フィリップス。
ベースとドラムはロックを基本とする演奏だが、ピアノは一般的なジャズピアノだった。ハードで攻撃的なピアノトリオは1970年前後から定期的に出てきており、山下洋輔や小曽根真はその系譜に連なる。上原ひろみもその流れにあり、弾き方はむしろ保守的だった。山中千尋や松永貴志の方が攻撃的だ。70年代から活動しているアンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスを従えて、ロックの奏法のままトリオとしてジャズピアノを弾く点は、ジャズファンよりもロックファンの耳目を集める。上原ひろみは前回はオレンジコート、今回はグリーンステージで、ピアノトリオのファンの裾野を広げるという意味では成果があっただろう。ジャズトリオのライブを日常的に見ている人はそれほど驚きのないライブだったとみられる。
テレフォンズ。
デッドマウス。最初から最後までテンポを維持するライブではなく、途中で何回か停止したりテンポが変わったりするためずっと踊り続けることはできない。
最後にかぶり物を外した。