前夜祭の司会は毎年同じ2人。
賞品提供者の読み上げ。
待機するタワーレコードのタワーマン。
当選者の1人。今年は30代から40代が多かった。
司会者は毎年、当選者が櫓に上がるたびに「何回目のフジロックか」を聞き、回数が多いとその人を賞賛します。10回以上の人に当たると、当選する資格は十分あるよね、というような雰囲気で賞品を渡します。このため、今では5回以下の人が当選すると申し訳なさそうに答えるようになっています。みんな同じチケットを買った客なのに、何回も来ている古いファンを賞賛するのは客に格差をつけているのと同じで、古いファンが新しいファンよりも格上であることを永遠に固定します。現実の社会にある古い人間と新しい人間の軋轢から解放されて、音楽の好きな人間がみんな対等に同じように音楽を楽しめるのが音楽フェスティバルのよさではないのか。なぜ「どのアーティストを見たいか」とか「どのアーティストが好きか」と聞けないのか。
当選者の万歳。