フジロックフェスティバルの簡易トイレ

フジロックに限らず、多くの野外フェスティバルはトイレの数が大幅に不足するため、簡易トイレを大量に設置します。1日で終わるようなイベントの場合は、設置から撤収まで何もされないことがほとんどですが、フジロックは3日間、会場外は前夜祭から月曜午前まで長期間にわたるのでメンテナンスされています。開催期間中はずっと放置されているわけではありません。

ドキュメンタリー映画「ウッドストック」にも簡易トイレ掃除をする人が出てきますが、フジロックフェスティバルのトイレも開催期間中に業者の人が掃除してくれています。キャンプサイトのトイレには宿泊者が少なくなる昼に来ています。くみ取り車でくみ取っています。会場内のトイレは午前5時から9時までに来ていると思われます。

3日間トイレを利用せずにすごす人はほぼいないでしょう。しかし、掃除する人がいなくなるとどれだけ大変なことになるかは想像できません。他の利用者のことを考えるよりも、むしろくみ取りに来てくれる人に感謝したい。

簡易トイレなので、故障すると短時間で修理するのは難しく、そのまま終演まで使えないこともあります。一般に男性よりも女性の方がトイレの時間が長いので、女性の行列は長くなります。女性は着替えたり身だしなみを整えたりするためにトイレに入ることがあり、トイレをトイレとして使わない人も並びます。男性は小便専用トイレが導入され、行列の時間はかなり短くなりましたが、女性は行列に相当の時間を取られたままです。トイレを男女共用にするのは、運営上の問題と男性的発想による配慮のなさがあるのではないかと思います。扉に貼り紙をして、 6:4で女性用を多くした方がスムーズだと考えます。

一般的な洋式トイレ。和式より少ない。

一般的な和式トイレ。右下にある黒いボタンを足で踏むと水で流されます。

小さいが鏡がついています。ついていないトイレもありますが入ってみないと分かりません。

水洗のトイレ。

足で踏むタイプではない和式トイレ。

洋式トイレのタンクです。和式と同じなのであまり写真で示す意味はありません。

便座が濡れているのは上から手洗い用の水が飛び散ってくるから。それくらい狭いということです。