18世紀文化・音楽史(洋楽版)(暫定版)

ポピュラー音楽、文化関係の記事

1701 ジェスロ・タル、条播機発明 このころ伊でストラディヴァリ活躍 後期バロック時代始まる
A.スカルラッティ、イタリア風序曲確立(交響曲の原型)
1702      
1703   バッキンガム宮殿  
1704   アントワーヌ・ガラン、「千夜一夜物語」をアラビア語から仏語に翻訳(西欧の東洋趣味発端、イメージ形成)  
1705   ラオンタン「未開人との対話」(新大陸の「善良な未開人」神話普及)  
1706      
1707      
1708      
1709     伊のクリストフォリ、ハンマークラヴィーア(ピアノ)製作
1710   ドレスデンに王立マイセン磁器工場設立 イタリアでオペラ・ブッファ流行(ベル・カント唱法)
1711     英リュート奏者ショア、音叉発見
1712 ニューコメン、蒸気機関発明   ヘンデル、ロンドンに移住
1713 英、奴隷貿易独占
スペイン継承戦争、英仏の地位逆転
   
1714 ファーレンハイト、水銀柱温度計発明   タルティーニ「悪魔のトリル」作曲
1715 ルイ14世没、オルレアン公摂政   教会音楽に女性登場
1716      
1717   ヴァトー「シテール島への船出」(フェート・ギャラント=雅宴画) ヘンデル「水上の音楽」
1718 ニュー・オーリンズ建設    
1719   デフォー「ロビンソン・クルーソー」  
1720   ヴァトー「イタリアの喜劇役者」(コメディア・デラルテ) このころ音楽愛好家と一般人が区別されるようになる
1721     バッハ「ブランデンブルグ協奏曲」
1722 ニュー・オーリンズ、仏領ルイジアナ首府に   ラモー「和声論」
バッハ、「平均律クラヴィーア曲集」第1巻出版
マッテゾン、音楽情報誌「音楽批判」創刊
1723      
1724     ヴィヴァルディ、バイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」(「四季」)
ナイトハルト「和声論」(音程計算に初めて対数を導入)
1725    
1726   スウィフト「ガリバー旅行記」(ヤフー)  
1727     バッハ、「マタイ受難曲」初演
バロン「リュート~神々の楽器」
1728   ホガース「乞食オペラからの一場面」
モンテスキュー「ペルシア人からの手紙」(仏社会批判)
英で「乞食オペラ」(ベガーズ・オペラ、バラッド・オペラ)流行
1729      
1730     このころガルネリ活躍
フルート流行(管楽器の主流がリコーダーと入れ替わる)
1731   プレヴォー「マノン・レスコー」(宿命の女(ファム・ファタル)の原型)  
1732     ヘンデル、ロンドンでオラトリオ演奏会開始
1733     ペルゴレージ「奥様女中」(オペラ・ブッファ完成)
1734   ヴォルテール「哲学書簡」(英立憲君主制紹介、絶対主義批判、ニュートン力学普及)
ハラー「アルプス」(山の美と都市の堕落)
 
1735   リンネ「自然の体系」(生物の系統分類) このころ英海賊版業者ウォルシュ活動
1736      
1737     独のシャイベ、週刊誌「音楽批評」創刊(バッハを批判、)
1738     独のミッツラー、音楽学術交流協会設立(バッハも加入)
1739     マッテゾン「完全なる楽長」(演奏を初めて音楽学として扱う)
1740   ヒューム「人性論」 英のアーン、讃歌「ブリタニアを統べ治め給え」作曲
1741     ヴィヴァルディ没
1742   ホガース「グレアム家の子どもたち」(諷刺画) ヘンデル「メサイア」初演
1743     ライプチヒ・ゲバントハウス管創立(最古の楽団)
1744      
1745 ポンパドゥール夫人、ルイ15世公妾に(ロココ文化) サン・スーシ宮殿建造(ロココ様式)  
1746   バトゥー「同一の原理に還元された芸術論」(自然の模倣、芸術文化と生活文化)  
1747   メトリ「人間機械論」  
1748   モンテスキュー「法の精神」(三権分立)
伊、ポンペイ発見
 
1749 サロン文化栄える ブフォン「博物誌」(~89、キリスト教的説明から離れ、科学的に自然を記述) ヘンデル、「王宮の花火の音楽」上演
1750   フィールディング、このころ新ジャンル「小説」をつくる
バウムガルテン「美学」(美学の始まり)
バッハ没、バロック時代から古典派時代に
このころドイツでジングシュピール(歌芝居)流行
このころ家庭に卓上クラヴィーア流行
1751   「百科全書」出版開始(仏・啓蒙思想、理性重視)  
1752     ブフォン論争(ラモー、ルソー)
1753      
1754     タルティーニ「真の和声理論による音楽論」(結合音)
1755   ヴィンケルマン「ギリシャ芸術模倣論」
ルソー「人間不平等起源論」
ブライトコプフ、楽譜印刷を改良
1756      
1757      
1758      
1759 英、ケベック占領 ヴォルテール「カンディード(楽天主義)」 ヘンデル没
1760   英のマクファーソン「古歌の断章」(「オシアン」) 仏のノヴェール「舞踏とバレエについての手紙」(バレエに劇的動作を導入、オペラからバレエが独立)
1761 英国初、ブリッジウォーター運河完成    
1762   ルソー「社会契約論」「エミール」(感受性の重視)
トレヴィの泉完成
グルック「オルフェオとエウリディーチェ」
1763 七年戦争(ヨーロッパ)、フレンチ・インディアン戦争で英が仏に勝利、英の世界覇権決定的。仏、米植民地喪失   モーツァルト、ヴェルサイユ宮殿で演奏(7歳、神童)
1764 イリノイのフランス人、追放されミズーリにセントルイス建設 ヴィンケルマン「古代美術史」 クリスティアン・バッハ、ロンドンで予約演奏会
1765 ワット、蒸気機関を改良、熱エネルギーを円運動に転換(英で産業革命始まる)    
1766   レッシング「ラオコオン」(視覚芸術と言語芸術の区別) ハイドン、エステルハージ宮廷楽長に
1767   ドイツで「疾風怒濤」(~1785) テレマン没
1768   フラゴナール「ぶらんこ」(仏ロココ) 「リバティー・ソング」出版(アメリカ初の愛国歌)
1769      
1770 イギリス人クック、オーストラリア上陸   ドイツでジングシュピール流行(台詞、民話、踊り挿入)
アメリカで「メサイア」初演
1771 スペイン人がロサンゼルス建設 ブリタニカ百科事典刊行開始  
1772      
1773     グルックがオペラ改革
モーツァルト、交響曲第25番
1774 ケベック条例(英、カナダの仏文化尊重) ゲーテ「若きウェルテルの悩み」  
1775     フランスでコティヨン(舞踏会)流行(マズルカ、ポロネーズ、ワルツ)
1776 アメリカ、東部13州が独立宣言、人口250万人 アダム・スミス「諸国民の富」(自由競争の重要性主張、近代経済学の父、神の見えざる手)  
1777 ヴァージニア州、米初の奴隷制廃止    
1778   ミラノ・スカラ座再建
ヴォルテール、ルソー没、啓蒙主義時代終焉
モーツァルト、仏民謡「ああお母さん、あなたに申しましょう」(キラキラ星)を編曲
1779     英、ジョン・ニュートン「アメージング・グレース」出版
1780     ハイドン、モーツァルト、交響曲の形式を確立
このころ「ヤンキー・ドゥードゥル」出版
1781   シラー「群盗」(権力への反抗精神)
カント「純粋理性批判」
天王星発見
 
1782 このころ、最後の魔女狩り ルソー「告白」(自伝)  
1783 英、米独立を承認    
1784   ボーマルシェ「フィガロの結婚」(貴族批判)
カント「啓蒙とは何か」
 
1785   世界最古の新聞、タイムズ、英で創刊(保守)  
1786     モーツァルト「フィガロの結婚」初演
1787     モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
1788 シドニー建設   モーツァルト、交響曲第40、41番
スコットランドの詩人バーンズ、「蛍の光」作詞
1789 フランス革命 ラヴォワジエ、質量保存の法則確立  
1790 英で運河建設ラッシュ カント「判断力批判」 ハイドン、エステルハージ家から離職
シュルツ「音楽の民族文化に及ぼす影響に関する思索」(大衆歌謡の文化的重要さ指摘)
1791   ブランデンブルク門完成
サド「ジュスティーヌ、または美徳の不幸」
モーツァルト「魔笛」(ジングシュピール最高傑作)、没
1792   ウルストンクラフト「女性の権利と擁護」 ベートーヴェン、ウィーンに移住、ハイドンに師事
1793 米のホイットニー、綿繰り機発明、南部の綿花産業発展、アフリカ系奴隷の処遇悪化 カノーヴァ「アモールの接吻で蘇るプシュケ」(新古典主義)
ルーブル美術館開館
 
1794     ハイドン、交響曲第99-104番(ザロモン・セット)
1795 カートライト、力織機発明(織機の機械化、高速化) シラー「素朴文芸と情感文芸」(センチメンタル)
コンドルセ「人間精神進歩の歴史的概観」
ディドロ「絵画論」(美術批評の創始)
パリ音楽院設立
1796   ゲーテ「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」(教養小説) バーンズ「スコットランド歌曲集」(「麦畑」)
1797   サド「悪徳の栄え」 ハイドン、弦楽四重奏曲第77番「皇帝」(ドイツ国歌)
1798   マルサス「人口論」
コールリッジ、ワーズワース「抒情民謡集」(老水夫行)
ハイドン、オラトリオ「天地創造」初演
1799   ロゼッタストーン発見  
1800