■女性シンガー・ソングライター(1972-75年デビュー)(その2)

■サラダの国から来た娘/イルカ

■イルカのヒット曲と言えば「なごり雪」だが、これは伊勢正三の曲。自作曲ではこのシングル、あるいは「十九の春に」になる。伊勢正三の曲と自作曲ではヒットの大きさが全然違うのがつらいところだ。

■あなた/小坂明子

■1973年
世界歌謡祭とかヤマハ・ポピュラー・ミュージック・コンテストは、入賞しているというだけである程度のクオリティが期待できる一種のブランド。ゆっくり歌って聞き手が詩の内容を頭で想像できるようになっている。傑作。

■河のほとりに/谷山浩子

■1977年
シングルは75年デビューだが、アルバムは72年に出している。童話、メルヘンの世界が多いらしいが、そんなことに関係なく素晴らしい曲だ。

■想い出まくら/小坂恭子

■1975年
作詞作曲を小坂恭子がやっているが、出だしが4度上昇だったり、3連符を多用したり、曲は典型的な演歌となっている。詩も特にニュー・ミュージックというわけではない。

■ひとりぼっちの部屋/高木麻早

■1973年
いかにも女性が書きそうな詩。