■筒美京平(70年代)(その1)

■17才/南沙織

■1971年
アイドルの定義がまだ確立されていないころ、この曲の有馬三恵子による詩で、70年代の新しい女性像のイメージを決定し、浅田美代子がその定義を確定する。デビュー曲。誤解されやすいが、デビュー時は16歳。シングル発売後に17歳の誕生日がくるように計算された。リン・アンダーソンの「ローズ・ガーデン」を参照して書かれている。

■わたしの彼は左きき/麻丘めぐみ

■1973年
麻丘めぐみはアイドルで初めて振り付けを導入し、「歌って踊れる」というアイドル像を広めた。TV映り上も華ができて良かった。初期の麻丘めぐみは筒美京平ワールドが大展開。その中の代表曲。

■恋の追跡/欧陽菲菲

■ブラスロックのチェイスに触発されて作曲された派手なホーンの曲。「ラブ・チェイス」というサブタイトルまでついている。

■魅せられて/ジュディ・オング

■1979年
ポール・モーリアかカラベリかというようなオーケストラ・アレンジにハープの流麗な響きが加わって大仰になっている。この曲のサビを聞くと、両手を広げて白い衣装をひらめかせるジュディ・オングの姿を条件反射的に思い出す人は多い。

■セクシャル・バイオレットNo.1/桑名正博

■1979年
CMソング。ソロになってから、筒美京平作品を歌ってきた桑名正博が歌謡ロックの傑作として出したのがこの曲。イントロが長い。個人的には「哀愁トゥナイト」が傑作。