■60年代(その6)

■まつのき小唄/二宮ゆき子

■1965年。戦前からあった日本のお座敷文化が60年代後半には廃れるが、歌謡曲でもこの曲を最後にお座敷ソングが消える。B面の「ウルトラCでやりましょう」は前年の東京五輪で流行語になった「ウルトラC」を使っている。

■小指の想い出/伊東ゆかり

■1967年。60年代の若い女性歌手と70年代のアイドルを比較するときによく取り上げられる曲。「あなたが噛んだ小指が痛い」という出だしが、70年代の女性の実態と乖離しているとされる。

■ゆうべの秘密/小川知子

■デビュー曲。伊東ゆかりの「小指の想い出」とともに60年代型女性歌手として例に出される。

■恋のフーガ/ザ・ピーナッツ

■1967年。代表曲。「追いかけて追いかけて」の出だしが有名。

■黄色いさくらんぼ/スリー・キャッツ

■1959年。浜口庫之助作曲。ゴールデン・ハーフがカバー。この時代にしては悩ましい歌い方。