2006年。邦題「エイティーズ・ヘアー・メタル Vol.1 スタジオ盤」。2枚組。1980年代に流行したヘアメタルのオムニバス盤だが、全曲が再録音もしくはカバーになっている。ハリケーンの「リバー・ゴールド」は2002年の曲。リンチ・モブの「トゥース&ネイル」はドッケンの曲。ウォレントの「いけないチェリー・パイ」、プリティ・ボーイ・フロイドの「レザー・ボーイズ・ウィズ・エレクトリック・トーイズ」、ラヴ/ヘイトの「ブラック・アウト」なども再録音。アリス・クーパーの「俺の回転花火」はデフ・レパードのジョー・エリオット、フィル・コリン、MR.BIGのパット・トーピー、ブラックソーンのボブ・キューリックが演奏、ブラック・サバスの「パラノイド」はモトリー・クルーのヴィンス・ニールとドッケン、リンチ・モブのジョージ・リンチが演奏、デイヴィッド・リー・ロスの「ヤンキー・ローズ」はイナフ・ズナフがカバーしている。
2006年。邦題「エイティーズ・ヘアー・メタル Vol.2 ライヴ盤」。2枚組。全曲がライブ。グレイト・ホワイトが4曲もあり、そのうち2曲はレッド・ツェッペリンのカバー。シンデレラも3曲ある。曲間なしで、フェードアウトやフェードインもしていないので、突然次の曲に切り替わる。ポール・ディアノの「ラスチャイルド」だけ異色の選曲。LAガンズの「セックス・アクション」は途中でローリング・ストーンズの「黒くぬれ」のフレーズが入る。
2006年。邦題「エイティーズ・ヘアー・メタル Vol.3 バラード盤」。聞きどころはロニー・ジェイムス・ディオとイングヴェイ・マルムスティーンの共演によるエアロスミスの「ドリーム・オン」のカバー、イングヴェイ・マルムスティーンとリッパー・オーウェンズによるオジー・オズボーンの「ミスター・クローリー」のカバー、ホワイトライオンの「ウェイト」「ホエン・ザ・チルドレン・クライ」の再録音。クワイアボーイズによるスティクスの「レディ」のカバーも面白い。製作する側としては、スコーピオンズの「スティル・ラヴィング・ユー」、ジャーニーの「ライツ」「フェイスフリー」、デフ・レパードの「フーリン」は80年代のヒット曲ということで、曲が先に決まり、カバーするアーティストを後から決めたということかもしれない。シンデレラの「ドント・ノウ・ワット・ユー・ゴット」「ノーバディーズ・フール」、ナイト・レンジャーの「シスター・クリスチャン」、リタ・フォード「クローズ・マイ・アイズ・フォーエヴァー」はライブ。「ヒア・アイ・ゴー」はホワイトスネイクの「ヒア・アイ・ゴー・アゲイン」のカバー。タイトル表記が間違っている。