WOLFMOTHER

  • オーストラリアのロックバンド。3、4人編成。70年代のロックンロール、ハードロックを感じさせるサウンド。

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WOLFMOTHER

2006年。ボーカル兼ギター、ベース兼キーボードを含む3人組。オーストラリア出身。オープニング曲で豪快なロックンロールがあり、2曲目の「ホワイト・ユニコーン」でレッド・ツェッペリン、3曲目の「不貞な女」で70年代のブラック・サバスを思い起こさせる。キーボードはオルガン中心。オーストラリア出身なのでAC/DCとの関連が言われるが、AC/DCよりもハードロック寄りで、ギター1人、オルガン使用の分荒削りだ。ボーカルはレッド・ツェッペリンのロバート・プラントに近い。ボーカルとオルガンがイギリスの70年代ハードロックを思わせる要因になっている。

 
WOMAN

2006年。シングル盤。「不貞の女」のバージョン違いが2曲入っているが、1曲はディープ・パープルの「スペース・トラッキン」のフレーズの上に曲を乗せている。「ディメンション」はライブ。 

 
DIMENSIONS

2006年。シングル盤。「ディメンション」ほか4曲。シングルのタイトルは「ディメンションズ」になっている。 

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COSMIC EGG

2009年。ベース兼キーボード、ドラムが交代し、ギターが加入、4人編成になった。実質的にボーカル兼ギターによる個人バンドという性格が強まっている。ギターが2人になったので全体の音は厚く、安定感、重量感もあるが、緊張感はやや薄れたか。70年代風の豪快さは変わらない。オルガンの量は減った。新しいメンバーでの録音なので、サウンドは大きく変わらないことを示すだけでも意義があるのかもしれない。