1990年。3人全員がボーカルを取るポップス。80年代ロックの演奏がついている。10曲のうち6曲はメンバーの共作。ビーチ・ボーイズやママス&パパスを思わせる部分はないが、コーラスは当然ながら爽快だ。「ホールド・オン」収録。日本盤は1991年発売。
1992年。邦題「光と影のドラマ」。ギター、ドラム、キーボードは固定されたミュージシャンが演奏し、曲によってホーン・セクションが入る。ギターはマイケル・ランドウ。前作よりもメロディーに冒険がある。80年代風の演奏や白人女性ポップスである点は、時代にやや遅れていると思われる。
1997年。ブライアン・ウィルソンの娘2人が結成したグループ。12曲のうち2曲はブライアン・ウィルソンが作曲している。ブライアン・ウィルソンはビーチ・ボーイズ風のコーラスもつける。アルバムタイトル曲はキャロル・キングの作曲。時代に合わせたサウンドとなり、ターンテーブルのスクラッチも使われる。概ね前半はポップス、後半はオルタナティブ・ロックとなっている。「セント・ジョーン」はオルタナティブ・ロックそのものだ。