ウェット・レッグはイギリスの女性ロックバンド。ボーカル兼ギターとギターの2人編成。
2021年。ギター、ベース、ドラムを基本編成とし、ベース、ドラム、キーボードをゲスト参加のミュージシャンが演奏している。プログラミングや電子音はほとんど出てこない。2000年代のロックンロールリバイバルにポストパンク、オルタナティブロック、ガレージロックなどが加わる。女性が結成したロックバンドによくみられる疑似男性の威圧的ボーカルや、男性と張り合うか従属するかの歌詞は、このアルバムではあまり出てこない。エレキギターが中立的な楽器になり、男性を参照することなく自らの楽器としてエレキギターを扱う女性バンドが一線に出てくる時代になった。「ユア・マム」はポップな歌のあと、長い絶叫が出てくる。