2003年。ハードなサウンドに情熱的なボーカルが加わるロックをエモを呼び習わしているが、エモがジャンルとして自立してきたころに出てきたバンド。したがってエモの典型的な音を忠実に再現している。ザ・ユーズドの「ザ・ユーズド」を制作したプロデューサーが関わっているので、音作りも似ている。アメリカの格子状の都市写真がジャケットに使われ、アメリカでは好意的に見られたと思われる。日本盤は2004年発売。
2005年。ボーカルの高揚感が大きくなり、スクリーモに近くなった。曲によってSUM41のようなヘビーメタル風スクリーモになり、ギターソロも使われる。コーラスも適宜入れられ、エモ、スクリーモがロックの表通りに出たことを実感させる。「ミートヘッド」はスクリーモ並みのハードさ。
2008年。メロディック・パンクで有名なエピタフ・レーベルから発売。オープニング曲はこれまでで最もハードな曲だ。コーラスが増え、メロディーも有名バンドと遜色ないが、先行するバンドとの差が見えにくくなっている。「ウェイク・アップ」「テル・ミー」は覚えやすいメロディー。「キャノンボール」はヘビーメタルのようなギターソロつき。
2010年。フューネラル・フォー・ア・フレンドやロストプロフェッツのような、エモを通過したハードなロック。バラードをハードに演奏したような曲、抑揚の大きな曲が自然なメロディーで流れていく。オープニング曲の「ザ・チルドレン・シング」は子どもの合唱が使われる。スクリーモなのは「トゥ・ザ・ベリアル」「ウォン・スルー・エイト」「アイ・フォー・アン・アイ。