STARCASTLE

  • アメリカのプログレッシブ・ハードロックバンド。キーボード奏者を含む5人編成。
  • イエスに似たサウンドで、常にそれを言及された。代表作は「神秘の妖精」。

1
STARCASTLE

1976年。ギター2人、キーボードを含む6人編成。アメリカ出身。ボーカルは元REOスピードワゴンのメンバー。すべての楽器、ボーカル、コーラスがイエスを感じさせる。イエスほどの大がかりな曲展開はないが、スキャットでコーラスをつなぐのはイエスそのまま。オープニング曲は10分を超える。

2
FOUNTAINS OF LIGHT

1977年。邦題「神秘の妖精」。前作と同路線。明るめの曲調が多い。オープニング曲は10分超。サビの部分ではほとんどがコーラスで、ボーカルの実力もイエスのジョン・アンダーソンほどではない。このアルバムで日本デビュー。

3
CITADEL

1977年。邦題「星の要塞」。従来のサウンドのまま、曲の展開が分かりやすくなった。もっとも長い曲は6分台。「きらめく輝き」「見果てぬ夢」はメロディーが覚えやすく、ポップさとイエス風サウンドがちょうどよいバランスで立っている。

4
REAL TO REEL

1978年。さらに曲が短くなり、3分台が中心。オープニング曲はギターがハードロック風。ボーカル、キーボード、ベース、コーラスは従来のまま。前年に出たイエスの「究極」を意識したような雰囲気。最後の曲だけ長いのも同じ。

 
CONCERT CLASSICS

1999年。「星の要塞」発表後のライブ。1978年録音。「ブレス・アンド・サンダー」はアルバム未収録曲。シンセサイザー・ソロをを含んでおり、途中でストラビンスキーの「春の祭典」のイントロを演奏する。この曲はイエスの「イエスソングス」のオープニング曲に使われているので、この部分で観客から拍手が起こっている。8曲とも最初から最後までMCでつながっており、一度も音が途切れない。

 
CHRONOS 1

2001年。デビュー前の録音、デモ・バージョンを集めた企画盤。「レディー・オブ・ザ・レイク」はアルバム・バージョンよりテンポがやや速く、何小節か多いにもかかわらず10分以内に収まっている。「ダンス・オブ・ザ・フィソトロンズ」は1973年録音。未発表曲は2曲。