1980年。邦題「ニュー・ロマンス」。メロディアスなロック。メンバー全員が作曲に関わっており、キーボードとギターはそれぞれ5曲ずつ関わっている。キーボードの一つとしてシンセサイザーを使うことと、ボーカルが女性であること、女性が2人いるロックバンドであることは、ブロンディやハートがヒントとしてあっただろう。ジャーニーやフォリナーのサウンドも参考にしただろうが、大きくヒットするには至らなかった。全米130位。「ニュー・ロマンス」は39位、「エヴリシング・イズ・オールライト」は86位。
1981年。タイトル曲はブロンディの「コール・ミー」を意識したか。「あなたの虜」はニック・ギルダーの「ホット・チャイルド・イン・ザ・シティ」を下敷きにしたような曲で、ティナ・ターナーが84年にカバーしてヒットしている。邦題は「あなたのとりこ」から変更されている。パーカッションが活躍する「ゴーイング・バイ」はニューウェーブの影響とみられる。このアルバムで解散しているが、解散せずにビデオを作っていれば注目されたかもしれない。「ゴー・アンド・ラン」はいい曲だ。全米185位。「恋ははかなく」は43位。