THE SPECIALS/THE SPECIAL AKA

  • パンクブームの後に出てきたレゲエ(スカ)を取り入れたロックバンド。
  • 7人編成でボーカルが2人、ギターが2人、キーボード奏者がいる。キーボード奏者のジェリー・ダマーズがリーダー。
  • マッドネスとともにイギリスでスカブームを起こした。
  • アルバム2枚でバンドが分裂し、ジェリー・ダマーズはスペシャルAKAとしてアルバムを1枚出した。
  • ノー・ダウト、レス・ザン・ジェイク等、90年代のスカコア・バンドに影響を与えている。

1
SPECIALS

1979年。ボーカル2人、ギター2人、ベース、ドラム、キーボードの7人編成。ボーカルとギターはアフリカ系と白人の組み合わせになっている。リズムはスカが多く、ロックとレゲエの間のようなサウンドになっている。ホーンセクションも複数の曲で使っているがメンバーには入っていない。踊りやすく、楽しい。「ドゥ・ザ・ドッグ」はルーファス・トーマスのカバー。

2
MORE SPECIALS

1980年。明確なスカのリズムは減り、特に後半は途上国のキャバレーで演奏されるようなサウンドだ。ジャケットの写真がその雰囲気を表している。前半はホーンセクションが入ったスカの曲が多い。「J.B.のテーマ」はジェイムス・ブラウンのような派手なホーンが使われる。「2週間の休暇」はカリブ海を思わせるインスト曲。

3
IN THE STUDIO/THE SPECIAL AKA

1984年。ボーカル2人、ギター2人が脱退し、男女ボーカル、ギター1人が加入、6人編成。バンド名も変えている。「モア・スペシャルズ」よりもややスカ寄りのサウンドで、歌詞が政治的、社会的だ。「ネルソン・マンデラ」は当時投獄されていたネルソン・マンデラを解放しろと言う曲。「レイシスト・フレンド」は人種差別主義者と別れろという曲。

TODAY'S SPECIALS

1996年。カバー集。 

4
GUILTY 'TIL PROVED INNOCENT!

1998年。デビュー時のボーカル1人、ギター2人、ベースの4人に、ドラム、キーボード、トランペット、トロンボーンを加えて再結成、8人編成。ジェリー・ダマーズはいない。全曲がスカ、レゲエのリズムを使っており、一般の人が想定するザ・スペシャルズのサウンドをほぼ想定通りに実現している。アメリカのレコード会社から出ているため、スカコアのブームに対応した発売と推測される。

SKINHEAD GIRL

2000年。カバー集。 

CONQUERING RULER

2001年。カバー集。