1979年。ボーカル2人、ギター2人、ベース、ドラム、キーボードの7人編成。ボーカルとギターはアフリカ系と白人の組み合わせになっている。リズムはスカが多く、ロックとレゲエの間のようなサウンドになっている。ホーンセクションも複数の曲で使っているがメンバーには入っていない。踊りやすく、楽しい。「ドゥ・ザ・ドッグ」はルーファス・トーマスのカバー。
1980年。明確なスカのリズムは減り、特に後半は途上国のキャバレーで演奏されるようなサウンドだ。ジャケットの写真がその雰囲気を表している。前半はホーンセクションが入ったスカの曲が多い。「J.B.のテーマ」はジェイムス・ブラウンのような派手なホーンが使われる。「2週間の休暇」はカリブ海を思わせるインスト曲。
1984年。ボーカル2人、ギター2人が脱退し、男女ボーカル、ギター1人が加入、6人編成。バンド名も変えている。「モア・スペシャルズ」よりもややスカ寄りのサウンドで、歌詞が政治的、社会的だ。「ネルソン・マンデラ」は当時投獄されていたネルソン・マンデラを解放しろと言う曲。「レイシスト・フレンド」は人種差別主義者と別れろという曲。
1996年。カバー集。
1998年。デビュー時のボーカル1人、ギター2人、ベースの4人に、ドラム、キーボード、トランペット、トロンボーンを加えて再結成、8人編成。ジェリー・ダマーズはいない。全曲がスカ、レゲエのリズムを使っており、一般の人が想定するザ・スペシャルズのサウンドをほぼ想定通りに実現している。アメリカのレコード会社から出ているため、スカコアのブームに対応した発売と推測される。
2000年。カバー集。
2001年。カバー集。