SOUNDGARDEN

  • アメリカのグランジ・ロックバンド。4人編成。グランジのサウンドを持った最も早いバンドの1つ。
  • 代表作は「ラウザー・ザン・ラヴ」「バッドモーターフィンガー」、代表曲は「ブラック・ホール・サン」。
  • 1996年に解散。ボーカルのクリス・コーネルはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのメンバーとオーディオスレイヴを結成している。
  • 2010年に再結成。

1
ULTRAMEGA OK

1988年。邦題「ウルトラ・メガ・OK」。4人編成。当時アメリカで流行していた一般的なハードロック、ヘビーメタルより生々しい。聞きやすく調整されたようなサウンドではない。曲によってはギターソロもあり、ボーカルもきちんとメロディーを追った歌い方をする。「ビヨンド・ザ・ホィール」はボーカルのクリス・コーネルがすばらしい。「モード・フォー・トラブル」はヒットしていてもおかしくない曲。「ワン・ミニット・オブ・サイレンス」は無音で有名な曲だが作曲はジョン・レノンになっている。日本盤は1994年発売。

2
LOUDER THAN LOVE

1989年。グランジ・ロックのさきがけとなったアルバム。「ガン」と「アイ・アウェイク」「ノー・ロング・ノー・ライト」のような曲が典型的なグランジ・ロックとして紹介されていた。80年代ハードロックよりはサウンドに装飾性がなく、全体的に音が重い。全米108位。

 
SCREAMING LIFE/FOPP

1990年。1987年と1988年に出したシングルを同時収録した作品。ベースの名前は日本人らしい名前。

3
BADMOTORFINGER

1991年。ベースが交代。オープニング曲からボーカルのクリス・コーネルがすばらしく、曲も圧倒的に質が上がった。長い曲でも途中でだれることがなく、ロック全体から見ても名盤だ。傑作。全米39位、200万枚。

4
SUPERUNKNOWN

1994年。ベースが低音になり、グランジ・ロックからオルタナティブ・ロックに至る過渡期のようなサウンド。クリス・コーネルのボーカルは前作と同様だが、曲は多すぎて集中力がもたない。70分近くも入れる必要はなかったのではないか。キーボードを使った曲などはブラック・サバスの影響を受けたことが明らか。日本盤ボーナストラックはいい曲だ。「ブラック・ホール・サン」「フェル・オン・ブラック・デイズ」収録。全米1位、500万枚。

5
DOWN ON THE UPSIDE

1996年。「バッドモーターフィンガー」と「スーパーアンノウン」の間にあるようなサウンド。「プリティ・ヌース」「バーデン・イン・マイ・ハンド」「ブロウ・アップ・ジ・アウトサイド・ワールド」収録。全米2位。

A-SIDES

1997年。ベスト盤。この年解散。ボーカルのスコット・ウェイランドはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロとともにオーディオスレイヴを結成。全米63位。

6
KING ANIMAL

2012年。