2002年。邦題「シンプル・プラン」。メロディアスでポップなロック。ギターの1人とベースもボーカルをとる。サビは2声になることが多く、ボーカルを2人でやっているといってもよい。若さと陽気さがそのままサウンドに反映されている。
2003年。邦題「俺たち★シンプル・プランのライヴ・イン・じゃっぱーん!!」。ライブ5曲、未発表曲2曲を収録。「サレンダー」はチープ・トリックのカバー。ライブは日本語のMCがたくさん入る。
2004年。メロディック・パンクとしては整合感のあるサウンドで、キーボードで若干の装飾がされているほか、コーラスはスタジオ録音ならではの厚みがある。若いバンドなので多少の生々しさ、無頓着さが残っていた方がよかったかもしれない。曲の良さは変わらないが、やや作り込みすぎたか。
2008年。邦題「3」。キーボード、エレクトロニクスを使い、歌い上げるようなボーカルと歌いやすいサビで曲調を変えた。アメリカの陽気な雰囲気は少なくなり、むしろイギリスのエモに近いメロディーだ。ロストプロフェッツの「リヴェレイション・トランスミッション」に近いサウンド。「ジェネレーション」はホーン・セクションのようなキーボードが耳に残る。アルバムの後半はメロディーが大人を感じさせる。
2011年。「3」のサウンドで、アメリカの健康的なメロディーを作る。「3」より明るめのメロディー。ジャケットにビーチ・ボーイズを意識したポスターがあるので、アメリカの明るさを増やすことは明確な目標だったのだろう。アコースティックギターの活用も増えた。11曲のうち4曲はゲスト参加があり、ウィーザーのリヴァース・クオモ、オール・タイム・ロウのアレックス・ガスカース、ナターシャ・ベティングフィールド、ケイナーンが参加している。