1984年。ボーカルがギターを兼任し、キーボードを含む4人編成。スウェーデン出身。ギター、キーボードともにクラシック風の演奏をする。オープニング曲の「1789」はフランス革命の年のことで、ギターソロにフランス軍歌の「ラ・マルセイエーズ」が出てくる。キーボードのヤンス・ヨハンソンはこれがデビュー作。83年から84年は第一次北欧ヘビーメタル・ブームだった。
1985年。専任ボーカルを加入させ、ドラムは交代、キーボードはゲストとなり、基本的な4人編成となった。ボーカルは格段に向上。キーボードも前任者のスタイルを踏襲している。前作ほどスピーディーな曲が連続するわけではない。
1986年。85年の日本公演のライブ。
1988年。再びボーカルが交代、キーボードが加入し5人編成。ハードさが薄れ、繊細さが宿る。その控えめさがヨーロッパ的な美しさの別の面を体現している。デビュー盤とこのアルバムでは、評価のポイントは異なる。一般受けという点では最も評価が高い。
2001年。デビュー時のメンバーで再結成。ヤンス・ヨハンソンだけは自分のスタイルで演奏している。初期に作曲された曲を使っているという。ギターソロにクラシックの有名フレーズを挿入することが多く、シングルの再録であるという曲はモーツァルトの「交響曲第40番」、「トルコ行進曲」を使用している。ギターソロは全部そうしたものと聞こえてしまう。