2008年。レイン・エクシードはボーカル兼ギター兼キーボードのトミー・ヨハンソンを中心とするバンド。スウェーデン出身。トミー・ヨハンソンは1987年生まれ。ほかにギター、ベース、ドラムのメンバーがいるが、事実上トミー・ヨハンソンの個人プロジェクトになっている。オープニング曲からスピーディーで、ボーカルは高く伸びる声だ。ソナタ・アークティカのデビュー・アルバムに似た印象がある。キーボードはヨーロッパのバンドに多い管弦楽風。「エンド・オブ・ディス・ジャーニー」は10分を超え、オーケストラを模したキーボードが中心となるドラマチックな曲。
2009年。トミー・ヨハンソンのほか、ギター2人、ベース、ドラム、キーボードの6人編成となった。ギターの1人は前作のメンバーで、それ以外の4人は新しいメンバー。ギターが3人いることになるが、サウンドは前作と同じ。キーボードがメロディーを主導することが多い。トミー・ヨハンソンは突き抜けるような高い声を駆使する。このアルバムも1人でほとんどの楽器を演奏しているようだ。ドラムはリズム・マシーンを使っていると思われる。
2010年。ストラトヴァリウスやソナタ・アークティカに影響を受けたサウンドであることは分かるが、後発のアーティストとしては個性が薄い。キーボードはストリングス系で、サウンドの背景を埋めるという使い方。ボーカルもできるというより、一応自分で歌えるという程度なので、声に力のある専任ボーカルを入れた方がいいだろう。バラードの「セカンド・チャンス」はいい曲だ。
2011年。
2012年。