2006年。エモ、スクリーモの基本的要素を洗練してオーソドックスに演奏する。メンバー全員にボーカルの表記があるが、専任ボーカル以外の4人はコーラスで、ソロを取るわけではない。作詞作曲はすべてボーカルが行っているので、ボーカルの気分によって曲調が変わる可能性がある。日本盤は2007年発売。
2009年。ギターが1人抜け4人編成。ボーカルの作曲能力を生かすためか、エモ、スクリーモのサウンドを早々と捨て、高水準のポップス、ロックをやっている。ストリングスやコーラス、キーボードを使い、ロックバンドである必要がないサウンドとなっている。オープニング曲はロックだが、2曲目以降はボーカルがポップス風とロック風に分かれる。アルバムタイトル曲は曲が進むに従って盛り上がる。前作のサウンドを継続していればすぐに行き詰まっていたと思われる。
2011年。再びサウンドが変わり、エレクトロニクスを用いた曲と、スクリーモのような絶叫型ボーカルを入れた曲もあり、曲の幅が広がっている。メロディーのよさはデビュー盤以来変わらないので、サウンドの変化よりも音楽としての出来の良さを評価する人にとっては、質が保たれているということになるだろう。