2009年。ギター、ベース、ドラムの3人組。イギリス出身。11曲のうち7曲にボーカルが入っており、メンバーは歌わず、ゲスト参加したアーティストが歌っている。もともとドラムンベースのグループだったようなので、クラブ・ミュージックよりやや速めのテンポで演奏される。バンドの編成を取っているが、エレクトロニクスをを大幅に取り入れており、音の輪郭は鋭角的だ。音圧も大きく、ロックの激しさを備えたダンス音楽になっている。「ガット・ワン・ライフ」はプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」が使われている。
2009年。来日記念盤。7曲入り。「レット・ゼア・ビー・ライト」はアルバム未収録曲。「ロボット・ロック」はダフト・パンクのカバー。「ロボット・ロック」と「ロスト・ウィークエンド」はライブ。「スワグ」はエンター・シカリがリミックスしている。
2010年。10曲のうち8曲はゲスト・アーティストが参加している。オープニング曲の「テイク・イット・バック」はエンター・シカリ。アップテンポが続き、音圧で聞き手をねじ伏せていく。ただし、サウンドの傾向はどれも似ており、多彩なゲスト・アーティストも曲に変化を付けるためのアイデアのひとつと考えられる。
2016年。ボーカルが2人加入し5人編成。ボーカルが加わったことで曲に多様な変化をもたらしている。ギターやシンセサイザーはEDMに近い鋭角的な音響だが、メンバーによるドラムは一定のリズムを長くは維持せず、あくまでもロックバンドであろうとする意思が見える。ボーカルはメロディーを取ろうとする歌い方で、絶叫することはむしろ少ない。サウンドに負けない程度の迫力は確保している。