THE PRESIDENTS OF THE UNITED STATES OF AMERICA

  • ボーカル兼ベース、ギター、ドラムの3人編成。アメリカ出身。
  • ギターは3弦、ベースは2弦。デビュー盤はバンド編成以外の音は使わず、2枚目以降はキーボードを使っている。
  • オルタナティブ・ロック、グランジ、ヘビーロックと比べて音が少なく、歌詞も深く考えなくてよいナンセンスさがロックの逸脱性を体現していた。

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THE PRESIDENTS OF THE UNITED STATES OF AMERICA

1995年。3弦のギター、2弦のベース、ドラム以外に楽器を使っていないようなシンプルなサウンド。オープニング曲のボーカルはレッド・ツェッペリンを思わせる。メロディーはオルタナティブ・ロックよりも起伏があり、同時代の精神的重さとは一線を画した軽さとナンセンスがある。メロディック・パンクほどの若いはつらつさはない。歌詞はジョークが多い。ギターとベースの「ランプ」はキンクス風。「ピーチズ」もヒットした。

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II

1996年。「バグ・シティ」「バス・オブ・ファイア」などにキーボードを取り入れ、音が全体的にサウンドが厚くなった。コーラスも2声となっている。2弦ベースや3弦ギター、3人編成といった、一般的なロックバンドと比べた際の足りなさがこのバンドの中心的魅力であったが、サウンドを厚くしてしまうと良さが薄れてしまう。98年に解散。

RARITIES

1997年。邦題「訪日記念盤'97~レアリティーズ」。ライブ、カバー、バージョン違い等を集めた企画盤。カバーはバグルスの「ラジオスターの悲劇」、MC5の「キック・アウト・ザ・ジャムス」、プラスティック・ベルトランの「ザ・プラン・ポー・モワ」。「ノヴォケイン・ハリケーン」は新曲。

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FREAKED OUT AND SMALL

2002年。再結成。通常の楽器を使うようになり、曲によってギターが多重録音されている。60年代後半から70年代前半のローリング・ストーンズのようなサウンドで、多くの曲は勢いがよい。過去のアルバムよりもロックンロールの典型に近く、オルタナティブ・ロックの影響から解放されたことがアップテンポなサウンドに現れている。