2000年。4人編成。スウェーデン出身。ボーカルはギターを兼任するのでギターは2人。ブラインド・ガーディアンに近いサウンドを持つ。大仰さや物語性はブラインド・ガーディアンよりも控えめで、ヘビーメタルでなにかを表現しようというよりもヘビーメタルそのものをやっている印象が強い。しかし、ブラインド・ガーディアンのようなサウンドをブラインド・ガーディアンより10年あとにやるならば、もう少し個性が必要ではないか。フリーク・キッチンのギター、マティアス・エクルンドが参加。
2004年。ボーカルとコーラスがブラインド・ガーディアンそっくりになり、ブラインド・ガーディアンとの違いがますますなくなってきた。「トゥ・ジ・エンド」のみメロディー楽器としてのキーボードが入る。オープニング曲の「ストライク・ダウン」はすばらしい。ジャケット画像を再現したと見られるサウンドが最後の曲のエンディングに入っている。このアルバムで日本デビュー。日本盤ボーナストラックの「ドミネイション」はパンテラのカバー。
2006年。ギターが1人増え5人編成。ボーカルの声がブラインド・ガーディアンのハンジー・キアシュに似ているのは変えようがないが、バックの演奏は融通がきく。コーラスは薄くなり、ドラムがやや乾いている。ヘビーメタルとしてはオーソドックスで、ヨーロッパの主流となっているサウンドを再現しているが、目新しさはあまりない。