PENDULUM

  • オーストラリアのロックバンド。6人編成。クラブミュージックに近いロックサウンド。

1
HOLD YOUR COLOUR

2005年。オーストラリアのドラムンベースのバンド。メンバー表記はない。一般的なダンス音楽(クラブ・ミュージック)よりもやや速いテンポで高揚感を煽るのがドラムンベースだが、ペンデュラムはそこにロックバンド様のドラム、ギターを加える。「ファスン・ユア・シートベルト」はザ・プロディジーを思わせる。多くの曲にボーカルが入り、マッシヴ・アタックやアンダーワールドのような、幻想的とも言えるメロディーが乗る。「スラム」「ブラッド・シュガー」「アクセル・グラインダー」収録。14曲で74分。

2
IN SILICO

2009年。ボーカル兼キーボード、ギター、ベース、ドラムに、DJとMCが加わる6人編成。ほとんどの曲がバンドサウンドで、日本のレコード会社が示すジャンル名も「UKロック」となっている。シンセサイザー・ギターとシンセサイザーを使えば、バンドでもハードなサウンドが出せるだろう。ザ・プロディジーの攻撃性に近く、クラブ・ミュージックという印象は薄い。ドラムンベースのテンポは前作と変わらない。10曲で58分。

3
IMMERSION

2010年。ドラムがリズム・マシーンで、メロディーがシンセサイザーで演奏されているだけで、基本的なサウンドはロックだ。クラブ・ミュージックのようにどの曲も踊りやすいわけではない。ジャスティスやデジタリズムのようなニュー・レイヴと、エンター・シカリのようなエレクトロ・ロックを合わせたようなサウンドで、ボーカルは普通に歌う。コーラスもつく。「セルフ・ヴァーサス・セルフ」はメロディック・デスメタル・バンド、イン・フレイムスが参加し、ハードなギターとデス声を含むボーカルが入る。「イミュナイズ」はザ・プロディジーのリアム・ハウレットが参加。