2000年。ボーカルがベースを兼任。ギターが2人いる4人組。スウェーデン出身。日本発売は01年。若いということで、現段階でこれほどの力量があると将来大きく飛躍することが期待される。多くの曲が典型的なヨーロッパ型ヘビーメタル、すなわちバスドラム連打で大仰なメロディーを載せる。コーラスは低音重厚で勇ましい。「アウト・オブ・ディス・ワールド」のギターソロでヴィヴァルディのバイオリン協奏曲「四季」の「春」を使用。ハンマーフォールのボーカル、ヨアヒム・カンス参加。
2001年。ドラムとギターが交代、専任ベースが加入し、5人編成に。コンセプト盤となっており、ノストラダムスの予言の中でも有名な「ヒスター」を用いて物語を展開する。物語そのものは非常に分かりやすく、深みという点では数々の名盤に及ばない。「スクリーム・オブ・アンガー」はヨーロッパのカバー。
2003年。ドラムが交代。今回は通常のアルバムで、一貫したテーマはない。ヨーロッパのバンドにしては、比較的時代の近い歴史を取り上げた曲が多くなっており、アメリカに関連した曲が複数あるというのは珍しい。ボーカルは力を込めて歌う部分ではうまくなっているが、全体的にはまだ力強さが不足。コーラスは前作に続き低音重厚。オープニング曲はトールキン、2曲目はスティーブン・キング関連。
2004年。
2007年。
2011年。
2001年。ドラムがボーカルを兼任、ギター2人、キーボードを含む5人組。アルバム全体が物語となっており、そのストーリーや大仰な展開、スピーディーなサウンド、クラシックのカバーなど、あらゆる点で極めてヨーロッパ的な特徴を備えている。曲によってドラムとキーボードの演奏がとても速いので話題になった。長いイントロからスピーディーな曲に続くのは定石通り。モーツァルトの「トルコ行進曲」のカバー収録。プロデューサーはキング・ダイアモンドのアンディ・ラロック。
2002年。このアルバムで日本デビュー。今回もストーリーがあり、前作の続編。「スルー・イレブン・ウッズ・アンド・ドワーブン・マインズ」の途中で登場し、「ブレイジング・ヘイト」のイントロでも出てくるポルカのメロディーは、フィントロールを意識しているのではなく、小人たちを表す示導動機と思われる。ワーグナーの影響か。リマールの「ネバー・エンディング・ストーリーのテーマ」のカバー収録。バッハの曲をカバーしているが、クラシックでは通常「アルマンド」と訳す。アルバム完成後ノストラダムスのドラムが加入した。
2004年。前作ほどの一貫した物語性はない。女声ボーカルや効果音も頻繁に出てくるので、曲ごとにテーマ性があることが分かる。しかし、曲の印象は薄く、個々のメンバーの力量も不足している。ボーカルが弱い。
2006年。
2011年。