NEW YORK DOLLS

  • アメリカのグラムロックバンド。5人編成。グラムロックの中でも見た目が派手で過剰だった。サウンドはロックの範囲内で多様。
  • マネージャーがマルコム・マクラーレンであり、セックス・ピストルズの宣伝方法に影響を与えた。
  • 1976年に解散し2006年に再結成。

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NEW YORK DOLLS

1973年。ギター2人の5人編成。アメリカ・ニューヨーク出身。リード・ギターはジョニー・サンダース。キーボードもホーン・セクションも使用し、多分にグラム・ロックの雰囲気が漂う。セックス・ピストルズのマネージャーであるマルコム・マクラーレンが、セックス・ピストルズを担当する前にかかわっており、セックス・ピストルズの宣伝に大きな影響を与えたバンドとして有名。それまでになかったようなサウンドをやっているわではないが、グラム・ロック風のファッションがグラム・ロックの中ででも派手であり、それが秩序への反抗だと解釈された。セックス・ピストルズとの関係も深いために、パンク・ロックだと認識されている。MC5やイギー・ポップ&ザ・ストゥージズとともにパンク・ロックのルーツだとされるが、実際に活動している時代に高い評価を得ることはできなかった。

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TOO MUCH TOO SOON

1974年。邦題「悪徳のジャングル」。曲がバラエティに富み、ポップになっている。アレンジされたコーラスを用いるところは、そもそも破壊的なパンク・ロックではないことを示している。カバーは黒人由来の音楽が多い。「ショウ・ダウン」はアーチー・ベル&ザ・ドレルズ、「ドント・スタート・ミー・トーキン」はソニー・ボーイ・ウィリアムソン、「バッド・ディテクティヴ」はケニー・ルイスのカバー。「ショウ・ダウン」はケニー・ギャンブルとレオン・ハーフの作曲で、70年代フィラデルフィア・ソウルのブームを起こした人。

3
ONE DAY IT WILL PLEASE US TO REMEMBER EVEN THIS

2006年。

4
CAUSE I SEZ SO

2009年。

5
DANCING BACKWARD IN HIGH HEELS

2011年。