1992年。邦題「騒乱のナリタ」。デンマーク出身。ギター2人の5人組。オープニング曲はギターの速弾きを中心としたインスト曲。多くの曲がオーソドックスなヘビーメタル。ボーカルはアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンの声に似ている。ギターはツインリードでボーカルもそこそこではあるが、ずば抜けているわけではない。
1994年。邦題「激動のナリタ」。ベースが抜け、ドラムが交代し、ロイヤル・ハントのアラン・ソーレンセンが加入。キーボードはゲストでロイヤル・ハントのアンドレ・アンダーセンが弾いている。オープニング曲からキーボードが使われ、サビではコーラスが出てくるので、サウンドが飛躍したとの印象を受ける。ギターは前作ほどは目立たないが基本的に前作と同路線。
1996年。邦題「運命のナリタ」。前作と同様。2曲あるバラードがよい。今回も一曲でラップが出てくる。
1997年。メンバー5人のうち3人はナリタのメンバー。ボーカルはエレジーのエドアルド・ホービンガ、キーボードはロイヤル・ハントのアンドレ・アンダーセン。ボーカルの実力の違いを実感できる。キーボードは正式メンバーなので全編で演奏されている。ボーカルの音域が広いのでメロディーの幅が広がり、あか抜けた感じ。「ユニティー」のイントロはイングヴェイ・マルムスティーンも使用している。
1998年。キーボードが抜けギターが加入。ギター2人の5人編成になった。版権は日本にあり、ジャケットも日本人が描いている。ヨーロッパの「セブン・ドアーズ・ホテル」のカバーも日本主導か。キーボードはギターの1人が兼任しているがやや控えめになり、ギターが活躍する。
2001年。ドラムが抜け4人編成になった。ドラムは機械が演奏。キーボードが活躍するポップな曲が増え、一般受けするサウンドになった。ボーカルはどんな曲でもふさわしい歌い方ができるということを証明。「ザ・ニュー・ユー」で使われているエフェクトはシェールが「ビリーブ」で使っているのと同じ。ややハードなロックで、ヘビーメタルではない。