MR BIG

  • イギリスのロックバンド。ドラム2人を含む4、5人編成。
  • クイーンのようなコーラスがあったが、クイーンが「オペラ座の夜」を発表した年にデビューし、比較されてしまった。
  • デビュー後はパンクの隆盛で苦戦した。

1
SWEET SILENCE

1975年。邦題「甘美のハード・ロッカー」。ドラムが2人いる4人編成。ボーカルがギターを兼任する。ハードロックとひねくれたポップ・センスと少々のプログレ風味を混ぜた典型的ブリティッシュ・ニッチ・ポップ。「麗しのザンビア」のメロディーが中国風に聞こえて「中華ロック」と呼ばれた。「アンクル・ジョン・B」はビーチ・ボーイズの「スループ・ジョン・B」に引っかけたか。表記は「MR BIG」であって「MR.BIG」ではない。「青春の甘き日々」「ワンダフル・クリエイション」収録。デビュー・シングルの「ワンダフル・クリエイション」はラジオ番組で時々かかる。

2
PHOTOGRAPHIC SMILE

1977年。ギターが1人増えて5人編成になった。A面に6曲、B面に4曲。必然的にB面曲は長い。A面はポップ・ロック・サイド、B面はハードロック、プログレ・サイドと見ることもできる。キーボードも使用。「グッバイ・ワールド」は前作の「麗しのザンビア」と関連があるのか、「ヘイ・ザンビア」という歌詞が繰り返される。「吸血鬼」はドゥービー・ブラザーズの「ロング・トレイン・ランニング」に似た雰囲気。少し前作より落ち着いた。「恋するロミオ」収録。

3
SEPPUKU

1978年にリリース予定だったのに出なかったアルバム。前作よりはかなりハード・ロック寄り。コーラスもふんだんに使っている。「セップク」は文字通り切腹について歌っている。

 
BROKEN HOME/BROKEN HOME

1980年。ミスター・ビッグのボーカルが結成したバンド。通常の4人編成。ミスター・ビッグ時代とあまり変わらないサウンドをやっている。多少オーソドックスなロックになったか。コーラスは相変わらず重要な役割を果たしている。

LIFE/BROKEN HOME

1981年。オランダ、ドイツなどで発売されたセカンド・アルバム。CD化されている。

RAINBOW BRIDGE/MR BIG UK

1996年。