MIND ODYSSEY

  • ドイツのヘビーメタルバンド。4人編成。「スキゾフェニア」からギターにビクター・スモールスキーが加入する。
  • ビクター・スモールスキー中心のバンドになったが、レイジに加入することになり解散。2000年代後半に再結成している。

1
KEEP IT ALL TURNING

1994年。ボーカルがベースを兼任、ギター2人の4人編成。メロディアスなヘビーメタルで、キーボードはほとんど出てこないがないわけではない。ボーカルはガンマ・レイのラルフ・シーパースに似ている。

2
SCHIZOPHENIA

1995年。ギター2人が抜け、ギターとベースが加入。ボーカル兼ベースはボーカル専任になった。フェア・ウォーニングのトミー・ハート、ムーン・ドック、フリーダム・コールのクリス・ベイが参加。オープニング曲は前作と同じくハードな曲。「エボルーション」「コンピューター・マッドネス」はフリーダム・コール風、「エンプティネス・インサイド」はフェア・ウォーニング風でいい曲。しかし、それ以外の曲は個性を見いだすのが難しい。

3
NAILED TO THE SHADE

1999年。ギターとベースが交代し、キーボードが加入、5人編成になった。作詞作曲はバンド名義になっている。キーボードが正式メンバーになり、適度にメロディアスなため「ノー・レリジョン」などはドリーム・シアターを思い出させる。最後の「メモリーズ」は10分あり、3分半の空白のあと2分半の声楽曲。オープニング曲はギターのビクター・スモールスキーの父で、ベラルーシの代表的作曲家ディミトリー・スモールスキーが78年に作曲したオペラ「ザ・グレイ・レジェンド」を使用している。日本盤ボーナストラックの「セント・ジョージ・アンド・ザ・ドラゴン」はトトのカバー。

4
SIGNS

1999年。ビクター・スモールスキーが作曲の主導権を握り、90年代後半のドリーム・シアター、すなわち暗く曲調変化の多いサウンドとなっている。最後の「ザ・ライアー」のみ毛色の違う曲。オープニング曲のイントロ「ファウンテン・オブ・ミュージック」はクラシックからの影響が出ているが、それ以外の曲は普通のヘビーメタルで、ことさらビクター・スモールスキーの能力をどうこういうのは適当ではない。このあとビクター・スモールスキーはレイジに加入する。

5
TIME TO CHANGE IT

2009年。