1996年。ボーカル兼ギターを含む4人編成。アメリカ、サンフランシスコ出身。中心人物のロブ・フリンはボーカル兼ギターで、バイオレンスのメンバーだった。「ア・サウザンド・ライズ」や「ナン・バット・マイ・オウン」で聞かれるギターソロは80年代スラッシュメタルの名残を思わせる。ラウドロックと呼ばれるバンドの中では、一般的なヘビーメタルのイメージに近いサウンドを出している。
1997年。ドラムが交代し、セイクレッド・ライクのメンバーが加入。サウンドはパンテラと似ているが、ボーカルやギターソロがかつてのスラッシュメタル風なのは前作と同じ。今回もその風味を残したままパンテラ路線に近づいている。曲もハードになった。メロディアスなパンテラともいえるが、何を評するにしてもパンテラとの比較になってしまうのは否めない。日本盤ボーナストラックでディスチャージとアイス-Tのカバー収録。全米138位。
1998年。シングル盤。
1999年。1曲目はイントロで2曲目が事実上のオープニング曲だが、ボーカルはKORNのジョナサン・デイビスの歌い方を取り入れ、ラップも使っている。サウンドもKORNに近くなり、大きく変わった。プロデューサーがKORNやセパルトゥラの「ルーツ」と同じロス・ロビンソンであるということが大きい。「デヴィル・ウィズ・ザ・キングス・カード」はパンテラそのもの。「メッセージ・イン・ア・ボトル」はポリスのカバー。日本盤ボーナストラックはバッド・ブレインズのカバー。全米88位。
2000年。シングル盤。ラップを導入した曲。ライブが3曲入っているが、2曲でラップが入る。
2000年。ライブ盤。
2001年。サビに至るまでのボーカルメロディーにあまり抑揚がつかず、サビで咆哮型もしくはメロディアスな歌になる。「バーニング・レッド」から「スーパーチャージャー」までの間にスリップノットがアルバムを2枚出し、マシーン・ヘッドが後から出てきたスリップノットのサウンドに影響を受けたかのようだ。スリップノットほどジャンルを超越しておらず、一般的なロックの範囲内に残る音。ボーカルが静かに入ってきたり、全く音程が変わらないまま語るように歌ったりする曲の場合、それがKORNではなくスリップノットを連想するのは、このジャンルのトップにいるバンドが交代したということ。日本盤ボーナストラックの「ホール・イン・ザ・スカイ」はブラック・ザバスのカバー。
2003年。ライブ盤。
2003年。ギターが交代。全体的に小さくまとまり、激しさを抑えている。ハードさを追求するバンドは、どこかで方向転換しなければ活動が維持できないが、方向転換するためのアイデアを持たないままハードさだけが縮小された感じだ。10曲のうち5曲のデモ・バージョンを収録した2枚組版もある。
2007年。
2011年。