LORD SUTCH AND HEAVY FRIENDS

  • イギリスのロックボーカル、スクリーミング・ロード・サッチが、ミュージシャンを集めてセッションしたプロジェクト。
  • 多数の大物ミュージシャンが参加していることがアルバムの存在意義となっている。

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LORD SUTCH AND HEAVY FRIENDS

1970年。ロックンロール・ボーカルのスクリーミング・ロード・サッチによるプロジェクト。レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、ジョン・ボーナム、ジェフ・ベック・グループのジェフ・ベック、ニッキー・ホプキンス、ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンスのノエル・レディング、ステッペンウルフのケント・ヘンリーが参加している。演奏者の名前を公表しない前提で録音されたが、発売時には公表されている。「コーズ・アイ・ラヴ・ユー」はジョン・ボーナムが作曲にかかわった唯一の曲で、シングルも出た。ジェフ・ベックがギターを弾いているのは「ガッティ・ギター」のみ。

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HANDS OF JACK THE RIPPER

1971年。ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンスのノエル・レディング、ディープ・パープルのリッチー・ブラックモア、プロコル・ハルムのマシュー・フィッシャー、ザ・フーのキース・ムーンが参加している。「ハンズ・オブ・ジャック・ザ・リッパー」はスクリーミング・ロード・サッチが以前からライブの見せ所としていた演劇「切り裂きジャック」で、9分半ある。後半の4曲はロックン・ロール。「グッド・ゴーリー・ミス・モーリー」はリトル・リチャード、スウィンギン・ブルー・ジーンズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルで有名。「火の玉ロック」はジェリー・リー・ルイス、「バイ・バイ・ジョニー/ジョニー・B・グッド」はチャック・ベリー、「トゥッティ・フルッティ・メドレー」はエルヴィス・プレスリーほか5曲のメドレー。