2004年。リンジー・ローハンは本業が女優のアイドル歌手。アメリカ・ニューヨーク出身。12曲のうち6曲はリンジー・ローハンが作曲に参加している。バンドサウンドを基本とし、ポップスやソウルを思わせる曲はない。この当時18歳なので、ロックをやることが最もオーソドックスな線だろう。アップテンポで、ゴシック・ロックやオルタナティブ・ロックの陰りは感じられない。若い女優としての人気に乗じて発売した感が強く、ボーカルが突出してうまいわけではない。日本盤発売は2005年。全米4位、100万枚。
2005年。シングル盤。
2005年。前作からさらにロック寄りになった。このアルバムは、サウンドよりも歌詞のために曲を作ったことが強調され、特にリンジー・ローハンが家族について歌った内容についての議論が多い。サウンドや歌詞よりも、歌い手の周辺事情が話題になるのは人気女優、アイドル歌手だからである。サウンドについては、それほど大きな議論がないとも言えるので、挑戦的姿勢は少ないと解釈できる。女優としての人気と比較すれば、アーティストとしての結果は見劣りする。12曲のうち7曲で作曲に参加。「甘い罠」はチープ・トリック、「エッジ・オブ・セヴンティーン」はフリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスのカバー。全米20位。
2009年。