2010年。レディー・ガガ、ブリトニー・スピアーズ、近年のマドンナのようなエレクトロポップで、どの曲もアップテンポだ。全面的にエレクトロのサウンドではなく、ギターやキーボード、ドラムなど従来の楽器に近い音を残しているため、ロックファンにも受け入れられやすい。「キス・N・テル」「ハングオーヴァー」はアヴリル・ラヴィーンのエレキギターをシンセサイザーあるいはエレクトロ機材に持ち替えたようなサウンド。2000年代から既にロックとポップとクラブミュージックの境界はなくなっているが、エレクトロを強調しなくても「ポップ」だけでそのようなサウンドを表す時代に入っている。「ティック・トック」収録。
2010年。EP盤。「アニマル」よりもややエレクトロニクスのサウンドが大きい。「カニバル」「ウィー・アー・フー・ウィー・アー」はケシャ特有のしゃべるようなラップがイントロについている。日本ではアルバム扱い。
2013年。ロック寄りのサウンドを多く取り入れ、エレクトロポップからエレクトロロックになった。エレキギターは全般的に使われる。ボーカルはレディー・ガガに若いエネルギーを足したような力強い声だ。「シンキング・オブ・ユー」はロックバンドそのままに近い音。「ゴールド・トランズ・アム」はクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」とジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツの「アイ・ラヴ・ロックンロール」を足したような曲。「アウト・アライヴ」はリアーナの「ウィ・ファウンド・ラヴ」に近い。「ダーティー・ラヴ」はイギー・ポップが参加しているロック。「ダイ・ヤング」「スーパーナチュラル」収録。