2001年。パーカッションを含む6人組。3人はアメリカ人、残りの3人は南米人。一部の曲は途中でスペイン語の歌詞に切り替わる。セパルトゥラ、ソウルフライの成功を受けて出てきたグループで、ソウルフライと比較されるのは宿命。ボーカルは普通のボーカルと咆哮型ボーカルを使い分ける。したがって普通のボーカルの時はメロディーが明確に分かるのでメロディアスに聞こえる。パーカッションはそれほど頻繁には出てこないが、専任メンバーがいるのでドラムの甲高い音を多用する必要がなく、自然な音でパーカッションが入る。これが普通のドラムと対称をなしており、サウンドの個性になっている。
2003年。ギターとパーカッションが交代、ギターは元マシーン・ヘッドのメンバーが加入した。前作よりも叫ぶ部分が少なくなり、多くは普通のボーカルで歌われる。一般のロック・ファンにもなじみやすくなった。ソウルフライがよりハードで重い方に進んでいるのに対して、このバンドは逆にメロディを聞かせる方に行っており、両バンドともうまくいっている。
2005年。パーカッションが入ったメロディアスなラウド・ロックとして個性を確立した。南米から出ているという事実には相当の重みがあり、他のバンドとの差を明確にしている。パーカッションはギターと同じようにバンド・サウンドのひとつとして扱われており、かつてのセパルトゥラのようにアマゾンの民族音楽の雰囲気を出すためとして使われることはない。