2009年。ギター2人、キーボードを含む6人編成。スウェーデン出身。80年代のサウンド、すなわちノイズが少なく、ギターがはっきりとした輪郭を持ち、キーボードが背景で雰囲気を作っているようなハードロック。エレクトロニクスやリズム・マシーンは使われない。懐古的で、現在の40代にしか訴えられないが、ボーカルは力強い。
2011年。ボーカルが交代。コーラスが増え、キーボードはオルガンを使うようになった。積極的に評価できる点が少なかった前作に比べれば、サウンドがハードになり、音階が広がったことは評価できる。
2012年。ボーカルが交代。10曲のうち5曲はメンバー以外の作曲家と共作している。ボーカルの声は高めで、力は申し分ない。「リヴィング・オン・ザ・ラン」は北欧のバンドに特有の、目が覚めるようなキーボードが使われる。「ザ・ワン・アンド・オンリー」は女声コーラス、「イン・アンド・アウト・オブ・トラブル」はサックスを使い、ヒット性に富んでいる。「イッツ・オール・アバウト・トゥナイト」はアメリカのバンドのようなロックンロール。