HANOI ROCKS

  • フィンランドのロックバンド。5人編成。グラムロックの影響が大きい派手な見た目だった。
  • ボーカルのマイケル・モンロー、ギターのアンディ・マッコイが中心。
  • ドラムのラズルはアメリカで交通事故死している。1985年に解散後、2000年代に再結成している。
  • 代表曲は「白夜のトラジディ」「マリブ・ビーチの誘惑」「アップ・アラウンド・ザ・ベンド」。

1
BANKOK SHOCKS SAIGON SHAKES

1981年。邦題「白夜のバイオレンス」。ギター2人の5人編成。フィンランド出身。ボーカルのマイケル・モンロー、ギターのアンディ・マッコイが中心。マイケル・モンローはサックスも兼任する。アメリカのロックン・ロールやイギリスのグラム・ロックが主体のサウンドで、フィンランドをイメージさせる部分は少ない。「ロスト・イン・ザ・シティ」の途中にローリング・ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」のメロディーが出てくる。「白夜のトラジディ」「涙のシャイアン」収録。

2
ORIENTAL BEAT

1981年。前作の路線。「炎のドライビン」はイギリスのパンクの歌い方を模している。「デビル・ウーマン」はクリフ・リチャードのカバーではない。日本盤は1983年発売。

 
SELF DESTRUCTION BLUES

1982年。未発表曲を集めた企画盤。日本盤は1983年発売。

3
BACK TO MYSTERY CITY

1983年。邦題「ミステリー・シティ~ハノイ・ロックス4」。ドラムが交代。イギリスで人気が出た。印象的な曲がない前作と比べれば、聞いているうちに何度かは気にとめるメロディーが出てくる。「マリブ・ビーチの誘惑」「アイス・クリーム・サマー」収録。

ALL THOSE WASTED YEARS

1984年。邦題「燃えるロンドン・ナイト」。ライブ盤。

4
TWO STEPS FROM THE MOVE

1984年。オープニング曲はクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「アップ・アラウンド・ザ・ベンド」のカバー。曲がよくなり、ロックン・ロールのアルバムとしてもすばらしい。このアルバムのみアメリカでは大手レコード会社から出ている。

MILLION MILES AWAY

1985年。ベスト盤。ドラムのラズルが交通事故死し、解散。

 
TRACKS FROM A BROKEN DREAM

1990年。未発表曲集。「マリブ・ビーチの誘惑(カリプソ・ヴァージョン)」収録。

5
TWELVE SHOTS ON THE ROCKS

2002年。ボーカルのマイケル・モンローとギターのアンディ・マッコイが再結成。その他の3人は以前のメンバーではない。アンディ・マッコイが単独で作曲した「ア・デイ・レイト、ア・ダラー・ショート」はキーボードを使用し、デビュー以来の作曲能力の高さを維持している。マイケル・モンローの作曲には出来不出来の差がある。「ウィングド・ブル」はダリル・ホール作曲。

6
ANOTHER HOSTILE TAKEOVER

2005年。日本のみ発売。

7
STREET POETRY

2007年。