2007年。イギリス出身の5人組。キーボード奏者は女性。5曲入り18分のシングル盤。「チューニング・イン」はアルバム未収録。
2008年。バンドサウンドを保ちながらテレビゲームのようなコンピューター音を多用するサウンド。いわゆるディスコ・パンク。エンター・シカリよりもコンピューター音、すなわちキーボード、シンセサイザーの量が多く、ドラムも曲によっては電子音だ。「クランク・イット・アップ」はナイン・インチ・ネイルズのようなハードさ。
2009年。EP盤。サウンド全体にディストーションがかかっている。「マッド」は途中でシンセサイザーだけの部分によって2部構成のようになっている。「サムシング・ヴェリー・バッド」は男女ツイン・ボーカルか。6曲のうち3曲は「マッド」のリミックス・バージョン。
2010年。エレクトロニクスとハードなバンドサウンドがかみ合い、踊れるロックとしてひとつの答えを出している。前作よりハードで、聞いていると高揚感がずっと続く。女性キーボード奏者が曲に合わせて叫ぶ掛け声もかっこいい。「ターン・ザ・ライツ・アウト」「マッド」「イーヴル」はいい曲の連続だ。「ハウス・イズ・フォーリング」はメロディアス。「マイク・チェック」は面白い。
2013年。シンセサイザー、エレクトロニクス、シンセサイザー・ギターを使うエレクトロ・ロック。メロディーは半音階をよく使い、ダンス音楽としてはメロディーが豊かだ。ハードな部分ではラップで歌われることが多く、通常の部分までヒップホップの歌い方をするわけではない。「バッド・シグナル」はシュープリームスの「ユー・キープ・ミー・ハンギン・オン」をサンプリングしているが、そのまま使わず、改めて演奏、歌い直しているとみられる。「ストップ・タイム」はリアーナの「ウィ・ファウンド・ラヴ」に近い盛り上げ方。