GURU

  • ヒップホップに本格的にジャズを取り入れた代表的アーティスト。2010年没。DJプレミアとともにギャング・スターを結成していた。

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JAZZMATAZZ(AN EXPERIMENTAL FUSION OF HIP-HOP AND JAZZ)

1993年。邦題「ジャズマタズ(ヒップ・ホップ・ジャズ革命)」。ギャングスターのグールーがラップとリズムを担当し、曲によってサックス、ピアノ、女性ボーカル、ギターをジャズ・ミュージシャンが演奏している。リズムはヒップホップなのでジャズの要素を乗せたヒップホップと言える。ギャングスターはDJ・プレミアのDJが技巧的だったので、それに比べるとグールーのリズムは一般的なヒップホップに近い。ジャズ側からはブランフォード・マルサリス、ロイ・エアーズ、ゲイリー・バーナクル等が参加。

2
VOLUME II THE NEW REALITY

1998年。前作が成功し、参加するジャズ・ミュージシャンが多くなっている。チャカ・カーン、ラムゼイ・ルイス、フレディー・ハバードのほか、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、ジャミロクワイも参加する。1分台の小曲が4曲あり、16曲が3、4分台になっている。ミドルテンポのビートでほぼ統一されており、緩急の差は少ないが、サックスやトランペットが入ると雰囲気が変わる。

3
STREET SOUL

2000年。参加アーティストが広がり、エリカ・バドゥ、ザ・ルーツ、ネプチューンズ、アイザック・ヘイズ、ケリスまで出る。サックス、トランペットは減り、ピアノが増えている。ジャズよりもソウルのアーティストが多く、当初の狙いからはややずれたサウンドとなっている。ハービー・ハンコックが参加。

4
JAZZMATAZZ VOL.4

2007年。ジャズではない曲がさらに増え、グールーのソロアルバムという意味のみ見出せる。ジャズマタズというタイトルを掲げているものの、一般的なヒップホップのアルバムの制作工程と変わらない。「ファイン・アンド・フリー」はシールズ&クロフツの「想い出のサマー・ブリーズ」をサンプリング。

THE BEST OF GURU'S JAZZMATAZZ

2008年。ベスト盤。

GURU'S JAZZMATAZZ THE MIX TAPE

2008年。リミックス盤。

GURU8.0 LOST&FOUND

2009年。未発表曲集。