1980年。ギター2人の5人組。ニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビーメタルの時期にデビューしたグラム・ロックのバンドと言える。ボーカルはフィリップ・ルイス、ギターはフィル・コリン。ギター2人といっても、サウンドはロックン・ロール。ニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビーメタルの真っ最中に出てきたために重たく取り上げられ、サウンドではなく「フィリップ・ルイスとフィル・コリンがいたバンド」として語られてしまうバンド。「ハリウッド・ティーズ」収録。
1982年。ドラムが交代。ハードになり、曲もよくなった。ギターが2人いることの利点を生かしたロックン・ロール。ニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビーメタルのバンドと認識されたことで作品の出来を大きく誤解されている。悪い時期にデビューしたことが悔やまれる。このアルバムを出した後、解散。フィリップ・ルイスはL.A.ガンズを結成、フィル・コリンはデフ・レパードに加入。
1998年。未発表曲集。1981年ごろの録音。日本のみの独自企画盤。
1982年。ブラック・サバスと同じく、イメージとボーカルの声が合っていないバンド。ジャケットから、不謹慎であることを売りにするグループだということは分かる。サウンドもブラック・サバスに似ている。しかし、このバンドの個性があまり感じられず、むしろブラック・サバスに似ていることが逆説的に個性なのかと思うほどだ。
1983年。デビュー盤よりもさらにブラック・サバスに似ており、「ラスト・チャンス」や「フレンズ・オブ・ヘル」はイントロだけでブラック・サバスのどの曲を参考にしたのかが分かる。そのような聞き方をさせるサウンドが長続きしないのは必然だった。