2007年。ソイルワークからキーボードを除き、メロディーをやや情緒的にしたようなサウンド。音楽的にもイメージ的にも、常に一定数いる筋肉志向の大衆男性に対応するバンドで、メタリカやパンテラ、マノウォー、アクセプト等に通じる断定調のアーティストだ。エレクトロニクスやスクラッチはなく、パーカッションもほとんどない。日本盤は2009年発売。
2009年。メロディーを歌う部分が増え、ニューメタルやメタルコアより古いヘビーメタルへの傾倒がある。ジャケットは有名な第1次世界大戦のアメリカ志願兵勧誘ポスターを模倣している。邦題は「ウォー・イズ・ザ・アンサー」。
2011年。ベースが交代。咆哮型のボーカルが減り、多くの部分でメロディーを歌う。メンバーがボーカルハーモニーを付け、ギターソロも頻繁に出てくる。アルバムタイトル曲からの3曲は、メンバー自身と多くの聞き手の自己認知像をうまく示している。攻撃的態度は不安の裏返しだ。ジャケットは戦闘風から世俗的成功に変わっているが、大衆趣味であることは変わらない。
2013年。同時発売ではないではないが2枚連作で発売するアルバムの1枚目。「ロング・サイド・オブ・ヘヴン」「M.I.N.E(エンド・ディス・デイ)」「ダイアリー・オブ・ア・デッドマン」は攻撃的な曲ではなく、スリップノットの「VOL.3:(ザ・サブリミナル・ヴァーシズ)」のミドルテンポの曲のような位置づけか。「リフト・ミー・アップ」はジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが本格的に客演ボーカルをとる。「ママ・セッド・ノック・ユー・アウト」はLLクールJのカバー。最後の3曲はボーナストラック扱い。
2013年。4カ月を空けて発売された2枚目。1枚目との内容的連続性はなく、2枚分の曲を2回に分けて出したことが分かるものの、ボーナストラックを除けば2枚で82分程度。数曲切り捨てて1枚にするべきだった。客演はなく、1分40秒のインスト曲があること以外は特に前作と変わりない。「ハウス・オブ・ザ・ライジング・サン」は「朝日のあたる家」。ボーナストラックは1曲。
2015年。