1993年。ギター2人の5人編成。ボーカルはジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード。パンテラのようなヘビーメタルが流行していたので、ロブ・ハルフォードが新たにバンドを結成した。しかし、サウンドはパンテラには追いつかず、ボーカルもギターも弱かったので大きな人気を得ることはできなかった。「イモータル・シン」はジューダス・プリーストに転用できるメロディー。日本盤のボーナストラックで収録されている「キル・イット」のダッチ・デス・ミックスのようなサウンドで全編を通した方がまだよかった。ドラムはジューダス・プリーストのスコット・トラヴィス。「イントゥ・ザ・ピット」収録。
1994年。ライブ4曲とリミックス5曲。ライブの1曲はジューダス・プリーストの「フリー・ホィール・バーニング」、3曲は「ウォー・オブ・ワーズ」収録曲。リミックスの1曲は「ウォー・オブ・ワーズ」の日本盤ボーナストラック収録曲。
1995年。ギターの1人が交代。ミドルテンポが多く、前作よりもさらに個性が薄れた。オルタナティブ・ロックに近いがどちらにしろインパクトが不足している。ボーカルがジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードというだけでロックの世界では不利であることを自覚するべきだった。
1998年。ファイトを解散させたロブ・ハルフォードが新たに結成したバンド。キーボードを含みベース不在の4人編成。いわゆるインダストリアル・ロックをやっており、ナイン・インチ・ネイルズ、マリリン・マンソンのようなサウンドだ。ファイトに続き、流行の音楽をそのままなぞっている。ボーカルもサウンドに合わせ、表現に幅が出ている。ジューダス・プリーストのような歌い方ではない。