1997年。ボーカル兼ギターを含む3人編成。イギリス出身。ベースは日本人。すべての曲をボーカル兼ギターのグラント・ニコラスが作詞作曲している。メロディーはポップだが明るくない。ボーカルの聞こえ方はいわゆるブリット・ポップ、オルタナティブ・ロックの雰囲気を持ち、ギターとベースが低音を中心に演奏されるのも同時代的だ。
1997年。シングル盤。
1999年。前作よりもメロディーがよく分かるようになり、ハードさとポップさがほどよく混ざっている。タイトル曲はストリングスを取り入れ、最もなじみやすい。「ドライ」にもストリングスを使うが、それ以外の曲は前作よりも各楽器が聞きやすくなった程度で、サウンドの大きな変化はない。
2000年。シングルのB面集。日本のみの企画盤。
2001年。さらにサウンドが明瞭になった。ボーカル兼ギターのグラント・ニコラスがキーボードも演奏し、曲によって濁り気味の持続音が終始入っている。キーボードはストリングスやピアノといった明らかなキーボード・サウンドではなく、雰囲気を盛り上げるためのシンセサイザーが中心。
2001年。未発表曲等9曲を収録。4曲はアコースティック・ギターで演奏される。「ハイ」と「ドライ」もアコースティック・バージョン。
2002年。ドラムが死亡し2人編成。ドラムはゲスト・ミュージシャンを使っている。これまでのサウンドとは異なり、ボーカルや楽器の音にひずみや濁りがない。オープニング曲からストリングスやキーボードを使い、なじみやすい音になった。明るい曲や前向きな曲は少ない。グランジ・ロックやオルタナティブ・ロックのバンドが、そのブームを終えてようやく思い通りに演奏し、破壊性やメッセージ性が控えめになる現象に似ている。
2003年。シングルに曲を追加。
2005年。前作に続きミドルテンポが多い。ロックらしい曲は、アルバムタイトル曲とオープニング曲、日本盤ボーナストラックの「シャッター」くらいだ。アコースティック・ギターの量も増えている。オープニング曲はメロディーがすばらしい。
2005年。未発表曲集。
2008年。
2010年。
2012年。