FATE

  • デンマークのハードロックバンド。4人編成。サウンドは完全にアメリカのヘアメタル志向。
  • キーボードもコーラスも駆使したヒット性の高いサウンドだった。

1
FATE

1985年。マーシフル・フェイトのギター、ハンク・シャーマンが結成したバンド。4人編成、デンマーク出身。ベースのピート・シュタイナーがキーボードを兼任する。10曲のうち3曲はハンク・シャーマンとピート・シュタイナーの共作で、残りの7曲はハンク・シャーマンの単独作曲。マーシフル・フェイトとは似ても似つかないアメリカン・ハードロックで、デンマークのバンドとは思えないようなサウンドだ。80年代の、アメリカの影響力を感じさせるひとつの例。2007年発売。

 
FATE

1985年。ジャケット違い。「運命の翼」から「サマーラヴ」「ハンター」を収録し、「サマーラヴ」のリミックス・バージョンも収録。

2
A MATTER OF ATTITUDE

1986年。邦題「運命の翼」。バンドの主導権が変わり、ハンク・シャーマンからピート・シュタイナーに移った。10曲のうち5曲はピート・シュタイナーが作曲、ハンク・シャーマンとボーカルが1曲ずつ作曲し、残りの3曲はピート・シュタイナーとハンク・シャーマンの共作、すなわち10曲中8曲にピート・シュタイナーがかかわっている。2人の曲の指向が明らかに異なっており、ハンク・シャーマンはロックン・ロール寄り、ピート・シュタイナーはメロディアスなロック寄りだ。「ウォント・ストップ」「リンボー・ア・ゴー・ゴー」「ルージング・ユー」などはアメリカでヒットしてもおかしくないすばらしい曲。日本盤はジャケットが異なる。「サマーラヴ」収録。

3
CRUISIN' FOR A BRUISIN'

1989年。キーボード奏者が加入し、ギターが交代、5人編成。新しく加入したメンバーも作曲にかかわっているが、逆にピート・シュタイナーの優れた作曲能力を認識させることになっている。

4
SCRATCHN' SNIFF

1991年。ボーカル、ギターが交代し、キーボード奏者がいなくなった。4人編成。ギターはマティアス・エクルンド。ボーカルもギターも格段に向上している。「ユアー・ザ・ベスト(マネー・キャン・バイ)」「ワン・バイ・ワン」などはギターが曲をもてあましている印象。曲は以前の曲調に近い。いっそバンド名を変えて、新しいバンドとして出発した方がよかったか。日本盤はジャケットが異なる。

5
V

2006年。

6
GHOSTS FROM THE PAST

2012年。