2002年。ギター2人の5人編成。スウェーデン出身。ギターはプロデューサーで有名なフレドリック・ノルドストロームとガスG。5年前はハンマーフォールがオーソドックスなヘビーメタルでヨーロッパに大ブームを起こした。そのヘビーメタルはいわばヨーロッパ人が喜ぶヘビーメタルだった。ドリーム・イーヴルのヘビーメタルは、華美なファッションや色物、こけおどしといったイメージを取り除いた80年代ヘビーメタルをやっており、ヨーロッパというよりは世界中で受け入れられやすいサウンドだ。特にボーカルはハンマーフォールより優れており、サウンドもドラマチックに走りすぎていない。フレドリック・ノルドストロームとガスGがほとんどの曲を作曲し、ボーナストラックの「ドラゴンハート」はイン・フレイムスのイエスパ・ストロムブラッドが共作している。「ルージング・ユー」「ヘヴィ・メタル・イン・ザ・ナイト」「ザ・プロフェシー」「ザ・チョーズン・ワンズ」収録。
2003年。前作とあまり変わらない。安定しすぎて逆にスリルがないほどだ。インパクトのある曲が1、2曲ほしいところ。メンバー全員が作曲にかかわっている。
2003年。シングル盤。タイトル曲はシングル・バージョン。未発表曲1曲、「ザ・プロフェシー」と「ヘヴィ・メタル・イン・ザ・ナイト」のデモ・バージョン、「イーヴライズド」のアコースティック・バージョン。
2004年。曲の題材をヘビーメタルそのものに求め、曲も多くがすばらしい出来。前作よりもハードで、特に前半は名曲が多い。ボーカルは今でも相当の実力があるが、その実力はスコーピオンズのクラウス・マイネと同じで、やや一本調子になる傾向がある。これを克服して、明るめの曲が増えれば世界的に売れそうだ。「ザ・エネミー」「ノー・ウェイ」収録。「チョーズン・トワイス」は「ザ・チョーズン・ワン」の続編。
2006年。
2008年。ライブ盤。
2010年。