1998年。アルバムにシングル3枚の9曲を追加した日本編集盤。23曲のうち7曲は2分台、16曲は1分台。女子高校生のアマチュアバンドのようなサウンド。ラモーンズのような単純で勢いのある曲がほとんど。「ドライヴ・イン」はビーチ・ボーイズ、「ダ・ドゥー・ロン・ロン」はクリスタルズの「ハイ・ロン・ロン」のカバー。
1998年。曲のスピードが落ち、やや整ったロックンロールになっている。10曲のうち3分台が2曲、2雲台が7曲、1曲は2分弱。10曲で24分半。
2000年。邦題「タイトにキメて!!」。メロディーや曲の構成、アレンジが向上し、幅が出てきている。アマチュアとプロの中間程度になっていきた。このアルバムで日本デビュー。「トゥー・ファスト・フォー・ラヴ」はモトリー・クルーのカバー。
2001年。邦題「ドナス21」。ギターを2本分重ねることが多く、プロ並みの水準に上がった。ミドルテンポの曲はなく、若さの勢いを保っている。「リヴィング・アフター・ミッドナイト」はジューダス・プリースト、ボーナストラックの「スクールズ・アウト」はアリス・クーパーのカバー。
2003年。大手レコード会社に移籍。ギターが2本での演奏となり、ベースやドラムも明確に聞こえるようになった。ギターソロがつく曲もあり、ギター中心のハードロック風ロックンロールとなっている。ボーカル、コーラスはスタジオ盤らしい聞きやすさ。
2004年。ギター中心のロックンロールから、オルタナティブロックを通過したロックンロールになった。勢いだけではなく、抑えたサウンドも使い、アコースティックギターやベースの存在感も上がっている。
2007年。邦題「アイ・ドナス!」。2本のギターを中心にしたハードロックとなり、曲が覚えやすくなった。前作の反動ともいえる。ギターとコーラスが厚く、1980年代風のアリーナのロックと言えるサウンドだが、2000年代以降のロックファンの感覚では古風だろう。