2004年。ナーニアのボーカル、ストームウィンドのベース、シンズ・オブ・オミッションのドラム兼ギター兼キーボードが結成。スウェーデン出身。典型的なヨーロッパ型ヘビーメタルで、キーボードがオーケストラのように厚い。キーボードはあくまでもキーボードであってオーケストラではないので、ラプソディのような大仰さとは異なる。目指そうとするサウンドがラプソディとどう違うのかと思うほど似ているが、曲はおおむねコンパクトだ。最後の曲だけが10分で、曲の連関もない。ボーカルはくせがなく、ヘビーメタルらしい力強さがある。
2005年。曲がすべて3、4分台になり、肩ひじ張った姿勢でなくても聞けるヨーロッパ型ヘビーメタル。前作とサウンドはほとんど変わらない。「ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン」はクイーンのカバー。
2006年。ギター2人、咆哮型のボーカル、コーラスのボーカルがゲストで参加している。バンドの中心人物であるヤニ・ステファノヴィックはドラム兼ギター兼キーボードになっているが、本業はドラムで、キーボードも本業並みに弾いている。ゲスト参加している咆哮型ボーカルが曲のいたるところに出てきて、雰囲気を決定している。ハードでスピーディーな曲はこれまでどおり入っているが、全体としてアルバムはおどろおどろしさを出す方向に傾いている。日本盤ボーナストラックの「マスターズ・アンド・スレイヴス」はアルバムの最後ではなく途中に入っている。
2008年。
2011年。