ディレインはオランダのヘビーメタルバンド。ボーカルは女性。ウィズイン・テンプテーションのキーボード奏者が結成している。
2007年。ウィズイン・テンプテーションのキーボード奏者によるプロジェクト。女性ボーカルとキーボード奏者の2人で構成される。全曲に女性ボーカルが入り、曲によって男性のボーカル、デス声も加わる。あらためてこのプロジェクトでやる必然性はあまり感じられないが、ウィズイン・テンプテーションやエピカのようなゴシック・メタルのサウンドだ。ウィズイン・テンプテーションの女性ボーカル、シャロン・デン・アデル、リーヴズ・アイズのリヴ・クリスティン、ナイトウィッシュのボーカル兼ギター、マルコ・ヒエタラが参加している。
2009年。ギター、ベース、ドラムが加入し5人編成のバンドとなった。女性ボーカルのシャルロット・ウェッセルスの歌唱力が上がり、曲のよさとシャルロット・ウェッセルスのボーカルがメインのバンドとなっている。サウンドはゴシック・メタルではなく、キーボードを主体とする女性ボーカルのロックだ。メロディーは覚えやすい。ゴシック・メタルにありがちな長い曲がなく、ほとんどの曲が3分から4分で終わる。ナイトウィッシュのマルコ・ヒエタラが男性ボーカルで2曲参加しているが、女性ボーカルのゲストミュージシャンはいない。
2012年。ギター、ベースが交代。「我々はみな(仲間ではなく)他者である」という社会性の高いタイトルになっており、アルバムタイトル曲も実際にあった事件を題材にしているようだ。シンセサイザーの音はポップに突き抜けており、子どものコーラスが出てくるのも未来への希望を感じさせる。他の曲はゴシック調のヘビーメタル。