1986年。ジャケットは当時流行のヘア・メタル。音はロックンロール。「シェイク・ミー」「サムバディ・セイヴ・ミー」は初期の代表作。全米3位、300万枚。「ノーバディズ・フール」は13位、「サムバディ・セイブ・ミー」は66位。
1988年。傑作。ブルース系が苦手な人でも、ボーカルの声が生理的にダメだと言う人も、作品の良さは理解できるはずだ。ドラマーがいるにも関わらず、ゲスト・ドラマーにコージー・パウエルが参加。全米10位、300万枚。「ドント・ノウ・ワット・ユー・ゴット」は12位、「ラスト・マイル」は36位、「カミング・ホーム」は20位、「ジプシー・ロード」は51位。
1990年。ブルース路線を大きく進め、トム・キーファーの実力を知らしめている。スチール・ギター、女性コーラス、ホーンも躊躇なく導入。ハード・ロック・ファンがついてこれるかどうかが問題だったが、まだロックのエッジを残していて何とか大丈夫だった。「メイク・ユア・オウン・ウェイ」はAC/DCの「ハイウェイ・トゥ・ヘル」とフリーの「オール・ライト・ナウ」が合体したような曲。全米19位。「シェルター・ミー」は36位、「ハートブレイク・ステーション」は44位。
1991年。シングル盤。2曲目はブルースのライブ。3曲目は「セカンド・ウィンド」のライブ。
1991年。ライブ盤。前半は曲が演奏中のままフェードアウトするが、「ジプシー・ロード」と「シェイク・ミー」は途切れることなく17分以上続く。「ジプシー・ロード」の観客の声援は大きく、途中のかけあいも長い。アメリカでも正規に発売されるべきだった。
1994年。最後のスタジオ盤。時代の影響を受けて憂鬱な雰囲気になるのは仕方ないが、トム・キーファーがストイックにブルースを追求するあまり、ロックンロールあるいはブルースの楽しさを伝えきれなかったのは失敗だったと言えよう。全米178位。
1997年。ベスト盤。
1998年。ベスト盤。
1999年。ライブ盤。