2009年。多くの聞き手が想定するとおり、オーソドックスで飾り気のないロック。サミー・ヘイガーもギターを弾き、マイケル・アンソニーがコーラスを取る。ジョー・サトリアーニが高度な演奏技術を持っているので、キーボードのないヴァン・ヘイレンとして聞くことも可能か。「ソープ・オン・ア・ロープ」はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを思わせる。
2011年。前作のサウンドの延長線上で、余裕のある演奏を聞かせる。オルガンも使われるようになった。ジョー・サトリアーニは前作に続き、指がギターに吸い付くような演奏で、ボーカル付きのソロアルバムともなっている。