1995年。94、95年のシングル盤収録曲を集めた企画盤。7曲収録。若干のキーボードを使うギター中心のブリット・ポップ。女性ボーカルは媚態的な声でやや子どもっぽいが、そこがブリット・ポップの中での独自性でもある。1曲目の「カリドアン・フォル~ブリード」は別のシングルの収録されている2曲を、つなげずに曲間に無音を入れ、わざわざ1曲にしている。この2曲はタイプが全く異なるので、実質的に8曲収録されている。日本盤は1996年発売。
1996年。EP盤。シングル2枚の収録曲を集めた。このEP盤で日本デビュー。
1996年。カーディガンズに似た、物憂げでかすれ気味のボーカルが繊細さを感じさせる。バンド演奏はキーボードの装飾が控えめなギター中心のロック。アップテンポの曲はほとんどなく、ボーカルがよく分かるようなサウンドにしているとも言える。ブリット・ポップよりはオルタナティブ・ロックの傾向がある。「スウィート・カタトニア」収録。全英32位。
1998年。「モルダー・アンド・スカリー」「アイ・アム・ザ・モブ」で力強いボーカルが聞ける。表現の幅が広がった。後半は前作に近いサウンド。イギリスではこのアルバムでヒットしている。「ロード・レイジ」収録。全英1位。
1998年。EP盤。シングル盤3枚の収録曲を10曲収録。
1999年。邦題「カースト・アンド・ブレスト」。ギター中心のバンドではなくなり、セリーズ・マシューズのバンドのようなサウンドとなっている。ストリングスやキーボードの量が増えた。ギターが活躍する曲は少ない。「デッド・フロム・ザ・ウェイスト・ダウン」「カラオケ・クイーン」収録。全英1位。
1999年。EP盤。7曲収録。シングル盤収録曲を集めている。3曲はライブ。
2001年。バンド形態を取っているセリーズ・マシューズのソロアルバムという雰囲気。「イメディエイト・サークル」はELOの「ドント・ブリング・ミー・ダウン」のような曲。「ホワット・イット・イズ」はエレクトロニクスを使う。個性の強いボーカルが存在するバンドの宿命だが、ボーカルとそれ以外のメンバーで人気の差が大きくなりすぎた。このアルバム発売後解散している。全英6位。
2002年。ベスト盤。